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磁気データ消去装置ERAZERの消去の原理
(弊社特許第5608917号の一部)

1、水平(面内)磁気記録方式ハードデスク(HDD)のデータ消去の場合。



矢印は磁気粒子の磁気モーメントの方向です

消去前図(図1-A)の磁気粒子は、消去の瞬間(図1-B)消去装置が発生した磁力の影響により、その磁力と同じ方向に磁化されます。水平(面内)磁気記録方式のハードディスクは磁気異方性(粒子の磁化が容易な方向)が水平方向なので、消去時の磁界発生がなくなった後も、消去後(図1-C)のように磁気粒子は図1-Cの方向に着磁された状態になります。その時点で磁気記録は完全に消去(破壊)され、再度復旧することは不可能になります。

2、垂直磁気記録方式ハードデスク(HDD)のデータ消去の場合。



矢印は磁気粒子の磁気モーメントの方向です

消去前(図2-A)の磁気粒子は、消去の瞬間(図2-B)にその磁気粒子の垂直方向に持った磁気異方性(粒子の磁化が容易な方向)を破壊され、図2-Bのように消去装置が発生した磁界の方向に向く。その後磁力がなくなると、磁気粒子は磁気異方性を取り戻し垂直方向に向きます。ただしその方向は周りの環境の影響もなく、ランダムな方向を向き図2-Cのように安定する。その時点で磁性体は消滋され、磁気記録は完全に消去(破壊)され、再度復旧することは不可能になります。

注意)上記は弊社磁気データ消去装置ERAZERでの場合です。弊社は特許第5608917号の弊社独自の技術で上記消去を可能にしました。垂直に対応していない従来の装置では完全消去できませんのでご注意下さい。
*消去装置から照射される磁力の磁気エネルギーが、磁性材の磁気異方性エネルギーを上回る必要があります。(瞬間発生磁力とは異なります)


3、従来の消去装置で垂直型磁気記録方式の記録データが消去できない理由

図1、図2のように垂直磁気記録ハードディスクの磁性体の厚みは、水平磁気記録ハードディスクの磁性体の厚みに比べると非常に分厚い(垂直に磁気異方向性を持たせる為、水平方向より垂直方向に厚みが必要になり、実際には水平磁気記録磁性体の厚みの数十倍から数百倍になります)。垂直型に対応していない消去装置で消去した場合は下記のようになります。


発生磁力は保磁力を上回っていると思われますが、トータル的エネルギーが磁気異方性エネルギーより下回っている為、磁性体の表面はその瞬間に磁気異方性を破壊され磁力の向きの方向になりますが、発生磁力がなくなり磁気異方性を取り戻したとき、向きを変えなかった磁気粒子の影響を受け磁気記録は元通リに戻り、結果消去は失敗に終わります。

4、第三者機関による、MFM(磁気顕微鏡撮影)での、完全消去の確認

弊社は消去後の確認を、第三者機関のMFM画像による確認と磁気コロイドによる確認を実施しています。安心してご利用下さい

リ・バース株式会社
製品開発チーム